2003/09/23製作
7倍程度の双眼鏡を使って,『天王星』を見つける方法を示します。
『火星』と『天王星』の位置は,10月1日午後8時のようすを示しています。
(10月21日午後8時の案内図)
1.まず,火星を双眼鏡でのぞいてみよう。このとき,火星の像ができるだけ小さくなるように,双眼鏡のピントを調節しておこう。(赤で示したのが火星) | 2.双眼鏡を,ほんの少し上にずらして,火星が視野の下の方に見えるようにしよう。 |
3.目をこらして,火星のやや右上の方をじっと見てみよう。三角形に並んだ星が見えてくるだろう。 | 4.三角形に並んだ星をじっと見ていると... |
5.三角形の右側の2つの星の間にポツンと見えてくるのが天王星です。(青で示したのが天王星)実際にはこんなに大きくは見えません。小さな点です。よくみると,他の星より青白く見えます。 | ※.参考までに,おもな星の明るさ(等級)を示しておきましょう。図中の数字『54』は『5.4等星』を示します。天王星は5.7等星なので,三角形に並んだ3つの星より暗いです。じっくり見てください。火星は10月下旬には-1.2等星と少し暗くなります。 |
図の円は7倍程度の双眼鏡の標準的な視野(約7°)を示しています。
使用したソフトウエア
星図は,Software Bisque 『TheSky』 ver.5.0.7で作成し,Adobe 『PhotoShop』 ver.6.0.1で加工しました。
その他,Aho Interactive Software 『Planetarium』 ver.2.2.4を参考にしました。
参考文献
天文年鑑2003年版,誠文堂新光社,(2002)。